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元ボディービルダーで、海外でのトレーニング経験もあり、また引退後はスポーツ選手のトレーナーや執筆活動、メディア出演など、様々な分野で活躍されている、山本義徳氏。(私もこの方の著書を20冊近く読みました)
この山本氏が20代の頃に発案したトレーニングの手法に「山本スペシャル」というものがあります。
この「山本スペシャル」は山本義徳氏の著書「山本義徳業績集9 ウエイトトレーニングのテクニック」に載っていたトレーニング手法です。
この記事では、山本スペシャルの特徴や具体的なやり方、実際に自宅トレーニングで試してきた私の感想などをお伝えしていきます。
山本スペシャルは3種類の重量を使って、遅筋と速筋を1セットで一気に刺激してしまうトレーニングのやり方です。
主な特徴は以下の通りです。
以上の特徴をもった山本スペシャルは、以下のような方にオススメできます。
ただし、優秀なトレーニング手法とは言っても、この毎回毎回このトレーニングばかりを行う、というのもよくないと思います。
(なぜなら同じトレーニング手法ばかり繰り返してしまうと、筋肉が刺激になれてしまうから)
多セットでしっかりと追い込む日や、重めの重量を扱う日も作りながら、レパートリーの1つとして、山本スペシャルを持ち玉の1つに持っておくのが良いと思います。
山本スペシャルを自宅で行うには、3種類の重量に対応したダンベルを使用します(要は重量変更のできるダンベル、もしくは重量の異なるダンベル3つ必要)
『3種類の重量』については後ほど説明します。
自宅トレーニーにオススメできるダンベルは大きく分けて2種類。
ブロック型のダンベルと、プレート型のダンベルがあります。
ブロック型のダンベルはこういうの↓
メリットは重量変更が手軽に行えること。
デメリットは細かい(0.5kg〜1.5kg単位)重量変更ができない点です。
重量変更を手軽に行えるので、このブロック式ダンベルの場合は、3つダンベルを用意する必要はないでしょう(1つのダンベルでさまざまな重さに対応できる)
このダンベル1つで、重さを変更しながら実践すれば大丈夫です。
プレート式ダンベルはこちらです↓
メリットは細かい重量変更が可能な点。
デメリットは重量変更に手間がかかる点です。
このプレート式ダンベルを使って、山本スペシャルを行う場合は、シャフトを3本用意しておく方が無難です。
(ブロック式ダンベルのように、パッと重量を変更することができないから。重量変更に少し時間がかかります)
どちらも1長1短ですが、
するのが良いと思います。
(ちなみに私は、プレート式ダンベルのシャフトを3本持っているので、プレート式ダンベルで山本スペシャルを実践しています)
具体的なやり方を説明する前に、使用する重量を調べます。
使用する重量は3種類、
です。
この説明を聞いて、理解できない方のために、計算フォームを用意したので、こちらで計算して重量設定してください↓
以上の3種類の重量を使って行う、「山本スペシャル」の具体的なやり方は以下の通りです。
1〜4の重量変更の間は、数回深呼吸をする程度で、インターバルは取りません。
想定通りにレップ数をこなせた or こなせなかった場合は、重量を調節してください(重くする or 軽くする)
単関節種目(アイソレーション種目)が相性良いと思います。
特に肩トレと腕トレとの相性は良いと感じました。
逆に多関節種目(コンパウンド種目)との相性はよくないと感じました(あくまで私の体感ですが)
多関節種目で「山本スペシャル」を行うと、メインターゲットの筋肉が疲弊する前に、補助筋が先に疲弊してしまうような印象です。
具体的には、ワンハンドダンベルロウを山本スペシャルで実践したところ、広背筋よりも先に背中が痛くなってきました。
また、懸垂やディップスのような自重を使ったトレーニングには30%1RMの重量設定ができないので、実践不可能です(30%1RMが体重よりも軽くなってしまうため)
筋肉の肥大効果は数年実践してみないとわからないので、なんとも言えません。
ただし、実践後の筋肉痛はしっかりときます。
ただし、6〜8セットトレーニングをした日に比べて、筋肉痛が引くのは早い気がします(あくまで私の体感ですが)
ですので、
というふうに、考えをまとめることもできそうです。
1つ間違いなく言えることは「同じやり方をずっと繰り返していても、その刺激に慣れてしまうので、日によって色々トレーニングのやり方を変えるのが良い」ということです。
そういう意味では、
などに、山本スペシャルを試してみても良いですね。
終わり。
■PS
もともとガリガリ体型だった私が、日々トレーニングや勉強に励む中で気づいたことや、役に立つ情報をこのサイトで発信しています。
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