【2026年9月】ホエイプロテインの値上げはどこまで? ソイ・カゼイン・卵・鶏むね肉とコスパ比較

価格・商品情報の確認日:2026年9月18日
いつも飲んでいるプロテインがなくなりそうになり、買い足そうと調べて驚きました。ホエイプロテイン、高くなりましたよね。
私のお気に入りは、ファインラボの「ホエイプロテイン ピュアアイソレート」です。普段は粉末20gを1日2回飲んでいます。毎日使うものなので、値上がりはそのまま継続費用に響きます。
では、ソイやカゼインに変えた方がいいのでしょうか。それとも、プロテインをやめて卵や鶏むね肉を食べた方が安いのでしょうか。
調べた結果、今回比較した公式の通常価格では、食品に置き換えると費用を抑えられます。ただし、価格の低い粉末製品なら食品と競合します。「粉末か食事か」だけでは答えは決まりません。
この記事では、値上がりの経緯を確認したうえで、同じたんぱく質量にそろえて費用を比較します。増量中の人が、食べる量や使い勝手も含めて選べるように整理しました。
先に結論:たんぱく質20gの費用
細かい経緯より先に、結論を出します。同じ「たんぱく質20g」を摂るのに、いくらかかるかを並べたものです。価格の確認日は2026年9月18日、粉末は公式の通常販売価格です。
| 商品・食品 | 計算に使った税込価格 | たんぱく質20gに必要な量 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|
| ファインラボ WPI・プレーン (ホエイプロテイン/WPI) | 1kg・11,016円 | 粉末約22.0g | 約243円 |
| ファインラボ WPC・プレーン (ホエイプロテイン/WPC) | 1kg・6,912円 | 粉末約25.3g | 約175円+送料分 |
| エクスプロージョン スロープロテイン・プレーン (カゼインプロテイン/コラーゲン配合) | 2.5kg・7,499円 | 粉末約23.4g | 約70円 |
| VALX ソイ・チョコレート (ソイプロテイン) | 1kg・3,980円+送料770円 | 粉末約24.8g | 約118円 |
| 卵(食品) | 10個・309円 | 約3.3個 | 約101円 |
| 鶏むね肉・皮なし(食品) | 100g・100円と仮定 | 生の重量で約85.8g | 約86円 |
| 鶏むね肉・皮なし(食品) | 100g・150円と仮定 | 生の重量で約85.8g | 約129円 |
数字の作り方と、送料や割引の扱いは後の章で説明します。ここで押さえておきたいのは、公式の通常価格どうしで比べると食品のほうが安いこと、ただし粉末側も割引や商品選びで下がるので、条件しだいで逆転することです。
ホエイショックとは
「ホエイショック」は、ホエイ原料や、それを使ったプロテイン製品の大幅な値上がりを指して使われる呼び方です。本記事では、この価格高騰と日々の購入への影響をまとめて扱います。
ホエイは牛乳由来のたんぱく質です。市販品には、ホエイを濃縮したWPCや、さらにたんぱく質の割合を高めたWPIなどがあります。
一口にホエイといっても、原料の種類、たんぱく質含有率、味、容量、販売店によって価格は違います。そのため、「ホエイプロテインは全部、この2年で2倍になった」と一括りにはできません。
確認できるのは、実際に複数メーカーが価格改定や内容量の変更を行っていることです。袋の値段が同じでも、中身が減っていれば1杯当たりの負担は増えます。
ホエイショックの経緯――値上げと内容量の変更が続いている
ファインラボやザバスで何が変わったのか
私のサイトでは、2023年1月の時点で、ファインラボのプレーン味の容量が4.5kgから4kgへ変更されたことを記録しています。最近になって初めて負担が増えたわけではありません。当サイトのWPI比較記事

その後、2026年にも次の改定が確認できます。
| 時期 | 対象 | 確認できた変更 |
|---|---|---|
| 2026年2月27日受注分から | ファインラボ ピュアアイソレート1kg | 税抜8,500円から10,200円へ。税込では9,180円から11,016円、20%の値上げ |
| 2026年6月1日出荷分から | 明治の粉末プロテイン・プロテインバー計21品 | 対象商品の出荷価格を約6~28%改定 |
| 2026年9月から順次 | 明治の粉末プロテイン14品 | 内容量を約11~22%削減。ザバス ホエイプロテイン100の一部は980gから800gへ |
(引用元:ファインラボの価格改定告知/明治の6月価格改定/明治の9月容量変更)。明治の出荷価格改定率は、店頭の値上がり率とは異なります。
例えば980gから800gへ減った商品は、仮に販売価格が同じなら、1g当たりの価格が約22.5%上がります。これは容量比からの計算で、個々の店舗の販売価格を示したものではありません。
過去の価格と比較するときは、「同じ商品・同じ容量・同じ販売条件」にそろえましょう。以前のセール価格と現在の定価を比べると、通常時の値上がり幅とは違う数字になります。
なぜ値上がりしているのか
まず、海外でのたんぱく質原料の需要拡大があります。乳業大手Arlaの2025年業績発表でも、付加価値の高いたんぱく質分野の強い需要が報告されています。(引用元:Arlaの業績発表)
また、Reutersは2026年5月、減量薬の利用者によるたんぱく質需要も、ホエイ需要を押し上げる背景の一つとして報じています。同じ記事では、たんぱく質含有率80%のホエイ濃縮物の価格が1年で約90%上がり、1トン当たり23,410ドルになったと伝えています。これは国際的な原料の取引価格で、日本の店頭価格の上昇率とは別のものです。これだけが値上がりの原因、という意味でもありません。(引用元:Reutersの報道)
日本での調達には為替も関わります。ファインラボは今回の告知で、対象製品の原材料を海外輸入に依存していること、円安や世界的な需要増が負担になっていることを説明しています。(引用元:ファインラボの説明)
さらに、製造や流通にかかる費用の上昇もあります。明治も、たんぱく原料に加え、製造・流通コストの上昇を価格改定の理由に挙げています。(引用元:明治の説明)
つまり、原料、為替、製造・流通の複数の要因が重なっています。「円高になればすぐ元の値段に戻る」と単純には考えにくい状況です。
代替商品の検討――カゼイン、ソイ、WPCはどうか
私がファインラボのWPIを選んでいる理由は、値段だけではありません。既存記事でも、乳糖の少なさ、たんぱく質含有率の高さ、溶けやすさを紹介しています。これまで使って良かったサプリメントの記事

代替品を考えるときも、この使い勝手まで含めて比較したいところです。
カゼイン――価格次第では候補。ただし配合を確認する
カゼインも牛乳由来のたんぱく質です。ホエイとは消化・吸収の進み方が異なり、ゆっくり消化されるたんぱく質として研究されています。ただし、「ゆっくりだから筋肉がつかない」「就寝前にしか使えない」と結論づける必要はありません。短時間の反応と、長期間トレーニングした結果は分けて考えましょう。(引用元:ホエイ・カゼイン・ソイを比較した研究)
価格の例として、エクスプロージョンのスロープロテイン・プレーン味2.5kgは、確認時点で税込7,499円でした。1kg換算では約3,000円です。(引用元:公式商品ページ)
ここで確認したいのが原材料です。この製品は、公式成分表に乳たんぱくとコラーゲンペプチドが記載されています。「カゼイン系の商品」と「カゼインだけの商品」は同じではありません。後の費用比較も、表示された総たんぱく質量での計算です。(引用元:公式成分表)
カゼイン系は、溶かしたときの粘りや飲み心地も商品によって異なります。溶けやすいWPIから変えるなら、最初から大袋を何袋も買わず、自分が飲み続けられるかを確認したいですね。
なお、カゼインも乳由来です。「ホエイ以外なら乳成分を避けられる」というわけではありません。
ソイ――筋トレのたんぱく質源として検討できる
ソイは大豆由来のたんぱく質です。「植物性だから筋トレには使えない」と考える必要はありません。
若い男性38人を対象とした12週間の研究では、ソイを補う植物性の食事群と、ホエイを補う雑食群で、1日のたんぱく質を体重1kg当たり約1.6gにそろえました。その条件では、筋肉量や筋力の増加に群間の有意な差は認められませんでした。(引用元:Hevia-Larraínらの研究)
これは「どんな条件でもソイとホエイの効果が完全に同じ」という証明ではありません。ただ、食事全体のたんぱく質を確保すれば、ソイも現実的な選択肢になると考えられます。
価格例は、VALXソイプロテイン・チョコレート風味1kgで税込3,980円。通常購入で1袋だけ注文する場合は、送料770円を加えて4,750円です。安さを比べるなら、ここまで含めたいところです。(引用元:VALX公式商品ページ)
Amazonや楽天でも同じ1kgが買えます。確認日のAmazonは4,180円で、味の種類は店によって違います。
なお、このチョコレート風味のアレルギー表示には乳成分も含まれます。「ソイ」という商品名だけで判断せず、乳成分を避けたい人は味ごとの表示も確認してください。
WPC――ホエイを続けたい人の候補
WPIから、価格の低いWPCへ変える方法もあります。ただし、WPIを選んでいた理由によっては、単純な置き換えになりません。
乳糖の少なさを重視している場合は、商品の成分や自分との相性を確認しましょう。また、粉末の量が同じでも、たんぱく質含有率が下がれば摂れる量も減ります。
例えばファインラボのプレーン味では、表示上のたんぱく質量はWPIが100g当たり90.8g、WPCのコンプリートが79.2gです。粉末20gずつなら、それぞれ約18.2gと約15.8gになります。(引用元:WPI公式商品ページ/WPC公式商品ページ)
プロテインと卵・鶏むね肉、どちらがコスパは良い?
「たんぱく質20gを摂る費用」で比較する
袋の値段や食品の重さだけでは、公平に比べられません。ここでは、たんぱく質20gを確保する費用にそろえます。
粉末は、確認日の公式通常販売価格で計算しました。割引、定期購入、ポイント還元は含めていません。食品との比較は、たんぱく質の量に対する費用を見るもので、栄養や筋肥大への効果が同一という意味ではありません。
費用の一覧は、冒頭の「先に結論:たんぱく質20gの費用」に載せたとおりです。ここでは、その数字の作り方と注意点を説明します。
同じ公式ストアでも、味によっては割引価格で売られています。確認日には、WPI1kgのチョコレート風味とバニラアイス風味が30%OFFの7,711円でした。この価格なら、たんぱく質20g当たり約170円です。味にこだわりがないなら、まず割引対象の味を確認しましょう。
粉末の価格・栄養表示は前章の各公式ページによります。カゼイン系はコラーゲン配合品で、表示された総たんぱく質量(85.5%)で計算しています。コラーゲンは必須アミノ酸の構成が偏っているため、同じ「たんぱく質20g」でも、ホエイやカゼインと筋肉づくりの材料として同等に扱えるわけではありません。ソイは1食20gに16.1g、つまり80.5%です。「無水物換算」の高い数値は使っていません。
送料は、ファインラボWPIが税込1万円以上、エクスプロージョンが3,000円以上の送料無料条件に達する前提です。ファインラボWPCを1袋だけ買う場合は送料が加わるため、表の約175円は商品代だけの下限です。VALXは通常購入1袋の送料を加算しました。(引用元:ファインラボの配送条件/エクスプロージョンの購入条件/VALXの購入条件)
卵の309円は、農林水産省が2026年9月7~9日に調査した、サイズ混合10個入りの全国平均です。特売を含まない税込価格で、前年までの5年間の同月平均より19%高い水準でした。卵も値上がりしています。(引用元:農林水産省・2026年9月の調査)
卵は1個の殻を除いた重さを50gと仮定し、たんぱく質6.1gで計算しました。実際はサイズで変わります。鶏むね肉の価格は相場を断定する数字ではなく、店頭で置き換えて使うための2通りの仮定です。
食品の栄養値は文部科学省の食品成分データベースを使用しています。卵は可食部100g当たり12.2g、若鶏のむね肉・皮なし・生は23.3gです。鶏肉は加熱前の皮なし重量にそろえ、加熱後の成分値とは混ぜていません。(引用元:鶏卵・全卵・生/食品番号12004/若鶏・むね・皮なし・生/食品番号11220)
「粉末はもう割高」とは限らない
表の条件なら、卵や鶏むね肉はファインラボの公式1kg価格より安くなります。一方、VALXのソイは送料込みで約118円なので、鶏むね肉が100g・150円ならソイの方が安く、100円なら鶏むね肉の方が安い計算です。
別の目安として、たんぱく質80%の粉末を送料込み1kg・4,000円で買えた場合、たんぱく質20gの費用は100円です。卵なら1個約30.5円、皮なし鶏むね肉なら100g約116.5円が、同じ費用になる境目になります。
自分の近所の価格と比べるなら、こちらの計算の方が役立つかもしれません。
粉末の計算式は「送料込みの購入額 ÷ 袋全体に含まれるたんぱく質量 × 20」です。たんぱく質量で比べたいときは、当サイトのプロテインのコスパ計算ページも活用してください。

同じ20gでも、食べる量とカロリーは違う
たんぱく質20gに相当する卵は約3.3個です。実際に整数で食べるなら、3個で約18.3g、4個で約24.4gになります。
また、同じたんぱく質20g分でも、卵は約233kcal、皮なし鶏むね肉は約90kcal、今回のWPIは水で溶かす場合で約83kcalです。上記の食品成分値・商品表示から計算しています。調理油や調味料は含みません。
増量中なら、卵で脂質やエネルギーも一緒に摂れることは使い方次第で利点になります。一方、たんぱく質以外をあまり増やしたくない場面では、WPIや皮なし鶏むね肉が使いやすくなります。
食品の表には調理の光熱費、保存の手間、調味料代を含めていません。水に溶かして飲める手軽さも、粉末を選ぶ理由の一つです。
1日20gを2回飲むと、月いくらになる?
私の飲み方に合わせると、粉末20gを1日2回で40g。30日間では1.2kgです。
ここでは比較条件をそろえるため、ファインラボのプレーン味1kg・税込11,016円で試算します。私が実際に支払った金額という意味ではなく、大袋や販売店の割引を使えば変わります。
1日当たりの商品代は約441円、30日分の消費額換算では約13,219円です。毎月1.2袋を買うという意味ではなく、使った量に応じた費用です。
また、この40gは粉末の重さです。含まれるたんぱく質は、100g当たり90.8gの表示で計算すると1日約36.3gになります。
1回だけ食事に置き換える方法もある
例えば、2回のうち1回はWPI20gを続け、もう1回分のたんぱく質約18.2gを、鶏むね肉で補う方法です。
必要な鶏むね肉は、皮なし・加熱前で約78g。100g・100円で買えると仮定した場合、30日間の費用は次のようになります。
| 飲み方・食べ方 | 30日分の費用 |
|---|---|
| 粉末40gを毎日 | 約13,219円 |
| 粉末20g+鶏むね肉78g | 約8,948円 |
| 差額 | 約4,271円 |
料理に足せる人なら、節約額を確認しながら試せます。一方、この量を食べることで主食や夕食が入らなくなるなら、増量のための置き換えとしては再検討が必要です。
なお、置き換えるのは「すでに食べていた鶏肉」ではなく、減らした粉末の代わりに追加する分です。同じ食事を二重に数えないようにしましょう。
プロテインに頼らない筋トレライフ
まずは普段の食事で、どれだけ摂れているかを見る
プロテインパウダーは、筋トレを続けるための必須条件ではありません。食事から必要なたんぱく質を確保することもできます。スポーツ栄養の指針でも、食品からの摂取が可能な一方、サプリメントには手軽に補える利点があると整理されています。(引用元:ISSNのたんぱく質と運動に関する指針)
最初にやることは、飲んでいる回数を機械的にゼロにすることではなく、朝・昼・夕食の内容を数日分確認することです。肉、魚、卵、豆腐、納豆など、何からどれくらい摂れているかを書き出します。
例えば、皮なし鶏むね肉を加熱前150g、卵を可食部50gのもの2個食べると、その2品でたんぱく質は約47.2gです。ほかの食事も加えて、その日の合計を見ます。この量だけで1日分が十分という意味ではありません。
普段の食事で足りる日は粉末を減らし、食事を用意しにくい日に使う。こうした使い分けなら、便利さを残しながら購入頻度を抑えられます。
増量中は、たんぱく質だけを満たして終わらない
このサイトを読んでいる方には、「食べてもなかなか体重が増えない」という人もいると思います。
そうした場合、安い鶏むね肉を増やせば解決するとは限りません。満腹になって、ご飯などの主食を残すようになれば、たんぱく質は増えても1日の摂取カロリーが減る可能性があります。
粉末を減らした後も、主食、脂質、たんぱく質を含めた食事全体と体重の推移を確認しましょう。増量の目標を整理したい方は、増量・バルクアップ用カロリー計算フォームを目安づくりに使えます。

自分が続けられる補給方法を残す
食事を作れる日は食品を中心にする。食べる量を増やすのがつらい日や、用意する時間がない日は粉末を使う。ソイなどの別の粉末に変えても、自分が飲み続けられるなら選択肢になります。
反対に、安いという理由だけで大量購入し、味や飲み心地が合わずに使わなくなれば節約になりません。新しい種類を試すときは、少量から相性を確かめましょう。
これから買うなら、今の1杯の費用から見直そう
価格がいつ元に戻るかを、今回確認した資料から断定することはできません。先の値下がりを前提にするより、今買える商品の価格と、普段の食費で組み直す方が現実的です。
買い足す前に、次の3点を確認してみてください。
- 送料を含めて、たんぱく質20gを摂るのにいくらかかるか。
- 卵や鶏むね肉に置き換えた場合、その量を無理なく食べられるか。
- 毎日の全量を変える必要があるか。1回分だけの変更で負担を減らせないか。
ホエイが高くなっても、筋トレを続ける方法はあります。乳糖の少なさや溶けやすさに払う価値も、食品で食費を抑える価値も、自分の生活に合わせて判断できます。
まずは今の1杯と、いつものスーパーの値段を比べるところから始めてみましょう。
