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元ボディビルダーで今はパーソナルトレーナーなど様々な分野で活躍されている山本義徳氏が、最近書籍やYouTubeなどの媒体で紹介したことをきっかけに、認知度が高まりつつあるトレーニング手法の1つ「3/7法(スリースラッシュセブン法)」
この記事では、自宅トレーニングでも活かせるこの「3/7法」について解説していきます。
冒頭でも述べましたが、山本義徳氏が紹介したことがきっかけで広まりつつあるトレーニングの手法の1つである「3/7法」ですが、同氏が紹介している方法は正確には「山本式3/7法」です。
本家の「3/7法」とは異なります。
「山本式3/7法」を試したことがある方はわかると思いますが、これはかなり高強度(上級者向け)のトレーニングとなります。
変わって通常の「3/7法」は初心者の方でも気軽に取り入れられるトレーニング手法となります。
この記事では主に通常の3/7法について解説し、最後に軽く山本式の3/7法について触れていきたいと思います。
さて、3/7法はトレーニングのやり方(追い込み方)の1種です。
他に追い込み方については、以下の方法があります。
などなど、色々あります。
その中の1つが3/7法、という位置づけです。
3/7法を用いるメリットは以下の通りです。
3/7法のデメリットは以下の通りです。
「効果が高い」トレーニング手法なんだから、普通のトレーニングは辞めて、3/7法ばっかりしてればいいじゃん!
効果が高い方法でトレーニングを続ければ、高い効果が得られる。
なんともシンプルな発想ですが、筋トレはそう単純ではありません。
同じトレーニング手法ばかりしていると、筋肉がその刺激に慣れてしまいます。
筋肉を効果的に大きくしていきたいなら、刺激を変えていく必要があります。
これは3/7法の注意点、というより、どのトレーニング手法においても当てはまる注意点です。
3/7法は、あくまでトレーニング手法の1つ。
さまざまなトレーニングのやり方を試していく中の選択肢の1つとして頭の中に入れておきましょう。
3/7法の具体的なやり方は以下の通りです。
重量設定は55〜65%1RM(重量設定のための計算フォームはこちら↓)
時間はメトロノームの無料アプリを使うと測りやすいです↓
メトロノーム(無料)のダウンロードはこちらから↓
iPhoneの方 → AppStoreのリンク
Androidの方 → GooglePlayのリンク
15秒のインターバルの間は、できるだけ重量を手放し、完全に筋肉を休めてください。
山本式3/7法は、通常の3/7法に山本義徳氏独自の改良を加えた、より高強度なトレーニング手法です。
(私は同氏の著書を20冊以上読みました。よく勉強させてもらっています)
同氏の筋肥大・筋力向上に関する考え方「101理論」について、こちらで少しだけ触れております↓
重量設定は55%1RMぐらい(重量設定のための計算フォームはこちら↓)
15秒間、収縮もしくは伸展、どちらのポジションで負荷をかけるかについては、山本氏はセットごとに変える方法を推奨されています
(例)1セット目の15秒間はすべて収縮ポジションで負荷をかける → 2セット目の15秒間はすべて伸展したポジションで負荷をかける
時間はメトロノームの無料アプリを使うと測りやすいです↓
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ポイントは15秒間の使い方。
本家の3/7法の場合は、インターバルとして重量を手から離して、完全に15秒間休む方針でした。
しかし、山本式3/7法は、この15秒間も筋肉に負荷をかけます。
先ほど「15秒間対象となる筋肉が一番収縮した(もしくは伸展した)ポジションで負荷をかける」と説明しました。
では「対象となる筋肉が一番収縮した(もしくは伸展した)ポジション」とはどのような状態でしょうか。
わかりやすくダンベルカールで説明しましょう。
ダンベルカールのターゲット(対象)となる筋肉は上腕二頭筋です(いわゆる力こぶ)
そして、対象となる筋肉が一番収縮、もしくは伸展したポジションとは以下の状態のことです。
対象となる筋肉が一番収縮したポジション↓
(この状態で15秒キープ!)
対象となる筋肉が伸展したポジション↓
(この状態で15秒キープ!)
ここで1つ大切なポイントがあります。
「伸展したポジション」の画像にご注目ください。
肘を完全に伸ばし切っていないことがわかります(少し曲げている)
伸展のポジションは完全に伸ばし切った状態ではなく、伸ばし切った状態より少し収縮させた状態のこと(なぜなら、完全に伸ばし切ってしまうと”負荷”が抜けてしまうから)
この2つの状態で15秒間キープするのが「山本式3/7法」です。
理解できますでしょうか?
別の代表的な種目だと以下のような感じになります。
種目名 | 腕立て伏せ (プッシュアップ) | クランチ | 懸垂 (チンニング) | サイドレイズ | ダンベル ベンチプレス |
---|---|---|---|---|---|
対象となる筋肉 | 大胸筋 (胸) | 腹直筋 (腹筋) | 広背筋 | 三角筋 | 大胸筋 (胸) |
対象となる筋肉 が一番収縮 したポジション | 肘を伸ばした 状態 | 背中を丸めて 上半身を起こした 状態 | 肘を曲げた 状態 | ダンベルを 持ち上げた 状態 | 肘を伸ばした 状態 |
対象となる筋肉 が伸展した ポジション | 肘を曲げた 状態 | 上半身を下ろした 状態 | 肘を伸ばした 状態 | ダンベルを 下ろした 状態 | 肘を曲げた 状態 |
「山本式3/7法」は正直めちゃくちゃキツいです!
最初1RMの65%くらいの重量で試してみましたが、全然できませんでした。
種目にもよると思いますが、私の体感では最初は1RMの55%くらいの重量から試してみた方が良いと思います。
というか、通常の「3/7法」でも十分効き目はあると思います。
通常の「3/7法」をまずは試してみて、物足りないと感じた方は、「山本式3/7法」にトライしてみる
というのが私のオススメです。
自宅でできる筋肉の追い込み方は、以下の記事で紹介しています↓
終わり。
■PS
もともとガリガリ体型だった私が、日々トレーニングや勉強に励む中で気づいたことや、役に立つ情報をこのサイトで発信しています。
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